
置き菓子やオフィスコンビニ、ドリンクサービスなど、食にまつわる福利厚生は、休憩スペースの充実や健康経営の施策として取り入れやすいジャンルです。食の福利厚生といっても、棚型、ボックス型、冷蔵庫・冷凍庫など、さまざまな什器がありますが、その中の一つに「業務用ディスペンサー」があります。
この記事では、従業員向けの福利厚生として活かせる飲食系のディスペンサーに絞り、種類の違いや選び方、導入前に社内で決めておきたいことを整理します。後半では、ナッツやドライフルーツをバルク什器でお届けする『snaq.me office (スナックミーオフィス)』のディスペンサープランもあわせて紹介いたします。

ディスペンサーとは、中に入れた液体や固形物を、必要な分だけ取り出せる仕組みを持った什器・機器の総称です。語源は「分配する」「必要な量を供給する」という意味を持つ英語の「dispense」にあります。
レバーを引く、ダイヤルを回す、ボタンを押すといった動作で中身がひと口分ずつ出てくるため、使う人は器に直接手を入れずに済み、衛生的です。なかでも、店舗や施設、オフィスのように不特定多数が一日中繰り返し使う環境を前提に設計されたものが、業務用ディスペンサーです。使う頻度も一度に扱う量も家庭とは桁が違うぶん、求められる性能もおのずと変わってきます。
家庭用と業務用は、見た目が似ていても設計の仕方が異なります。主な違いは次の4点です。
容量:数十名から数百名が一日に何度も使う前提のため、一度に多くの量が入るよう設定されています。
耐久性:連続使用に耐える素材や構造が採用され、部品交換を前提とした作りのものもあります。
衛生面:分解して洗いやすい、中身に直接手が触れにくいなど、複数人で共有する前提の工夫がなされています。
サポート体制:メーカーやサービス提供会社による設置・補充・故障対応がセットになっているケースが多くみられます。
このうち、企業が取り入れるという観点から特に重視したいのが、サポート体制です。中身を誰が用意し、誰が補充するのか。福利厚生として長く続けていくのであれば、什器のスペックと合わせて確認しておきたいところです。

業務用ディスペンサーには、ハンドソープや手指消毒液を扱う衛生用品系、接着剤や塗料を定量吐出する産業用など、幅広いジャンルがあります。ここではそのなかから、食の福利厚生に活かせる業務用ディスペンサーとして、「フードディスペンサー」「ドリンクディスペンサー」「コーヒーディスペンサー」の3種類を取り上げます。
大型の透明容器に中身をまとめて詰め、レバーやダイヤルの操作で必要な分だけ取り出すタイプです。バルクディスペンサーとも呼ばれ、ナッツ、ドライフルーツ、クッキー、シリアル、キャンディなど、乾いた固形の食品を扱います。休憩中に軽くつまみたいときや、残業前の栄養補給に向いています。取り分ける際に会話が生まれやすいため、社内交流のきっかけづくりを狙う場合にも選ばれています。
海外のお菓子屋さんに置かれたキャンディマシンのような見た目のものが多く、什器そのものが空間の演出要素になることも魅力です。一方で、取り分け用のカップやトングを用意する、中身が減ったら補充するといった運用面の準備が求められます。
冷水や温水、お茶、ジュースなどを注ぐタイプです。オフィスでは、ボトルを交換して使うウォーターサーバー型や、水道につないで使う直結型がよく導入されています。こまめな水分補給をうながしたい場合や、ペットボトルの購入費・廃棄を減らしたい場合に向いています。
ただし、直結型は給水・排水の工事をともなうことがあるため、入居しているビルの設備条件を事前に確認しておくと安心です。
豆から挽くタイプ、カプセルやカートリッジをセットするタイプ、粉を使うタイプなど、抽出方式によって複数の選択肢があります。ポットで届けてもらう形式を選ぶ企業もあります。休憩時間の満足度を高めたいときや、来客時のおもてなしにも役立ちます。
抽出後の豆かすの処理や、定期的な内部洗浄が必要になる点は、運用の前に把握しておきましょう。

設置型のディスペンサーは、休憩のおともに少しだけつまむ、残業前に軽く栄養を補給するなど、その時々の状況に合わせて使い方を選べるのがメリットです。いつでも利用できる点は、置き菓子やオフィスコンビニなど設置型の福利厚生に共通しますが、ディスペンサーならではの特徴として、取り出す量を使う人が決められることがあります。個包装のお菓子は1袋単位で量が決まっていますが、ディスペンサーであれば、ほんのひとつまみだけ、しっかり食べたいときは多めにと、その日の気分やお腹の空き具合に合わせて調整できます。
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食べる分・飲む分だけをその場でサーブする形式のため、パッケージのごみが出ません。また、必要な量だけ取り分ける仕組みで、食べ残しの削減にもつながります。サステナビリティやフードロス削減を掲げる企業にとって、日常のなかで取り組みを示しやすい施策といえます。
とはいえ、ごみがまったく出ないわけではありません。取り分けに紙コップや紙皿を使えば、その分の廃棄が生じます。什器のそばに分別のルールを掲示する、繰り返し使えるマイカップやマイボトルの利用を呼びかけるなど、運用の工夫とセットで考えておきましょう。
ディスペンサーは什器そのものに存在感があり、休憩スペースの一角に置くだけでその場の印象を変えてくれます。生活感の出にくいすっきりとした見た目のものを選べば、オフィスの内装にもなじみやすく、カフェスペースのような雰囲気づくりにも役立ちます。
また、中身を取り分けながら交わす会話が、部署や役職の垣根を越えたコミュニケーションのきっかけになることもあります。社内イベントや懇親会の場でおつまみとして活用すれば、参加者がディスペンサーを囲んで自然に集まる導線にもなります。リモートワークと出社を組み合わせている企業では、出社したくなる仕掛けの一つとして検討されることもあります。
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中身をどう選ぶかによって、健康づくりの取り組みとして打ち出しやすいのもディスペンサーの魅力です。たとえば素焼きのナッツやドライフルーツであれば、小腹を満たしながらビタミンや食物繊維をおいしく補給するきっかけになります。
とはいえ、ディスペンサーを設置したからといって健康経営が前に進むわけではありません。「なぜこのおやつを選んだのか」をひと言添えて社内にお知らせしたり、什器のそばに食にまつわる豆知識を掲示したり、ちょっとした発信を重ねていくと、従業員の関心も自然と育っていきます。

まず決めたいのが置き場所です。人が集まってほしい場所に置くのか、通り道から少し外して落ち着いて使える場所に置くのかで、什器のサイズや形状の選択が変わります。利用者が什器の前に立つスペース、取り分ける際に器を置くスペースも必要です。カタログ上の寸法だけでなく、周囲に確保する余白まで含めて考えておくと、設置後に窮屈さを感じにくくなります。
ドリンクやコーヒーのディスペンサーは、電源の確保が前提になります。水道に直結するタイプでは給水・排水の工事が発生することもあり、賃貸オフィスの場合は管理会社への確認が必要です。一方、フードディスペンサーは電源や給水が不要なものが多く、こうした条件に左右されにくいため、設置場所の変更にも柔軟に対応できます。移転やレイアウト変更の予定がある場合は、この点も判断材料になります。
ディスペンサーのサイズは、補充の頻度とセットで考えるのがおすすめです。月1回の補充なら1か月分が入る容量を、週1回なら1週間分を目安にします。什器を複数台に分けて、中身にバリエーションを持たせる方法もあります。
出社人数に対して容量が小さすぎると、すぐ空になってしまい、満足度の低下や運用負担の増加につながります。反対に大きすぎると、中身が長く残って鮮度が落ちてしまいます。利用人数から運用方法を固めておくと、サイズも選びやすくなります。
複数の従業員が共有して利用するため、衛生面の設計は必ず確認しましょう。容器を分解して洗えるか、中身に直接手が触れにくい構造か、洗浄の頻度はどれくらいかといった点です。清掃の手順が複雑な什器は、担当者の作業負担が大きくなり、日々の業務を圧迫しかねません。お手入れの手順と必要な頻度を確認したうえで選ぶと、無理なく運用できます。
お手入れと合わせて必要なのが、中身の調達と補充です。什器を購入して中身を自社で買い足す方式は自由度が高い反面、担当者が発注・補充を繰り返すことになります。運用負担を軽減したい、外部に運用を委託したい場合には、定期配送や、専門スタッフによる補充までを含むサービスの利用を検討しましょう。
ディスペンサーを導入するにあたって、費用のかかり方は大きく3つに分かれます。
購入:最初に什器の代金をまとめて支払い、以降は中身の費用が発生する。
レンタル:什器を月額で借り、中身は別途調達する。
サービス利用:什器の設置から中身の提供、補充までを含むプランを利用する。
初期費用を抑えたい場合はレンタルやサービス利用、長期的な総額を重視する場合は購入が候補になります。自社の運用体制と予算を照らし合わせて選びましょう。

什器を共有する場合、利用ルールを定めておくことが大切です。備えつけのカップやトングを使って取り出す、使ったカップはその場で片づけるといった基本的な内容を、設置と同時に周知しておきましょう。ルールをまとめた掲示物を什器の近くに設置するのもよいでしょう。合わせて、什器を拭く、容器を洗うといった清掃を誰が、どのくらいの頻度で行うのかも決めておくと、スムーズに運用できます。
補充は日々の業務の合間に行うことが多く、繁忙期や担当者の不在が重なると、タイミングが遅れてしまうことも。中身が空の状態が続くと、従業員が福利厚生を利用できず、満足度の低下につながる可能性があります。複数名で担当を回す、補充のタイミングを社内カレンダーに登録しておくなど、特定の担当者に依存しない仕組みを整えておきましょう。補充を含むサービスを利用する場合でも、在庫の確認や社内への案内を誰が担うのかは決めておくと安心です。
バルク型のフードディスペンサーの場合、パッケージの表示を利用者が確認しにくいことが懸念点です。ナッツや小麦など、アレルギーに関わる原材料を扱う場合は特に注意が必要です。什器の近くに原材料やアレルゲンの表示を掲示する、サービス提供会社から情報を受け取って社内に共有するなど、確認できる状態を整えておくと、従業員が安心して利用できます。
事業所が複数ある企業では、すべての拠点で同時に始めるのか、一つの拠点で試してから広げるのかも検討が必要です。段階的に進める場合は、その理由と今後の見通しをあらかじめ社内に伝えておくと、不公平感を与えることなく受け止めてもらいやすくなります。
なお、拠点によって人数も働き方も異なるため、同じ内容をそのまま当てはめればうまくいくわけではありません。拠点ごとに適切な運用方法を決めることも重要です。

『snaq.me office (スナックミーオフィス)』は、素材にこだわった体にやさしいお菓子やドリンクをお届けする法人向け福利厚生サービスです。社内カフェスペースや社員食堂、パントリーの拡充を検討している企業さま向けに、フードディスペンサー型の什器を使ったプランをご用意しています。
お届けするのは、素焼きやフレーバーのミックスナッツ、白砂糖・オイルコーティングを使わないドライフルーツ、やさしい甘さのクッキーなど。いずれも人工添加物や白砂糖を使わず、素材そのもののおいしさを大切にした商品です。
管理栄養士監修のおやつでカロリーコントロールもされているため、休憩中の間食も罪悪感なく楽しめます。素材にこだわったおやつを日常的に手に取れる福利厚生の導入は、健康経営の取り組みにも活用いただけます。
ディスペンサーの運用でいちばん負担となるのが、中身の補充です。スナックミーオフィスのディスペンサープランでは、東京23区内の企業さまには、スタッフが訪問して設置から補充まで対応しています。管理や入れ替えの手間がかからないため、運用をお任せしたい場合に適しています。
23区外の企業さまには郵送プランをご用意しています。届いたおやつを容器に詰めるだけ。全国へお届けしているため、複数の事業所で設置を検討されている場合もスムーズに導入いただけます。
【ディスペンサープランの導入事例はこちら】

初期費用を抑えたい場合や、まず試してみたい場合はレンタルやサービス利用が向いています。長期間同じ什器を使い続ける前提で、総額を抑えたい場合は購入が候補になります。中身の調達と補充を誰が担うかによっても異なるため、什器の費用だけでなく運用の手間まで含めて比較しましょう。
什器の分解洗浄と、日常的な拭き取り清掃が基本です。フード系であれば、備えつけのカップやトングを使うルールを設けて、中身に直接手が触れない状態を保ちます。ドリンクやコーヒーのマシンでは、内部洗浄の頻度がメーカーごとに定められているため、指定された手順に沿ってお手入れしてください。
種類によって向き不向きがあります。フードディスペンサーは卓上や棚の上に置ける省スペースなタイプが中心で、少人数のオフィスにも取り入れやすい形です。ドリンクやコーヒーのディスペンサーも、卓上型を選べば設置しやすくなります。いずれの種類も、容量が大きすぎると中身が残ってしまうため、什器のサイズや補充の頻度を利用人数に合わせて調整するのがポイントです。
種類によって異なります。フードディスペンサーや、ボトルを交換するタイプのドリンクサーバーであれば工事は不要です。水道に直結するドリンクディスペンサーやコーヒーマシンでは、給水・排水の工事が発生する場合があります。賃貸オフィスの場合は、導入前に管理会社へ確認しておきましょう。
福利厚生に活かせる業務用ディスペンサーは、大きくフード・ドリンク・コーヒーの3種類に分けられます。それぞれ設置条件やお手入れの内容が異なるため、設置場所や電源や給水などの設置条件、容量、衛生管理、補充体制、費用という6つの視点から比較すると、自社に合うものを絞り込みやすくなります。
なかでもフードディスペンサーは、電源や給水を必要とせず、パッケージのごみも出ないため、はじめて導入する企業にとって取り組みやすい選択肢です。什器そのものが休憩スペースの雰囲気を変え、人が集まる場所を作ってくれる点も、ディスペンサーならではの魅力といえます。
『snaq.me office (スナックミーオフィス)』では、無添加のナッツやドライフルーツをバルク什器でお届けするディスペンサープランをご提供しています。休憩スペースの充実や健康経営の第一歩をお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

執筆者 snaq.me office編集部
からだにやさしい無添加おやつの法人向け置き菓子サービス『snaq.me office (スナックミーオフィス)』のコンテンツ編集部です。スナックミーオフィスの魅力や活用方法、福利厚生のお役立ち情報などをさまざまに発信していきます。

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全国150社以上の生産者さんと一緒につくる、ほかでは食べられない特別なおやつたち。
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