コンプライアンス研修とは?概要と注意点、取り組みのメリットをわかりやすく解説

2025/1/24

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コンプライアンス研修を企業の福利厚生の一環として位置づけ、役員や管理職をはじめとする会社の人間の意識改革と自己学習を促すことで、企業の価値向上と持続可能な成長につなげられる可能性があります。実施の重要性や目的・メリット、取り扱うべきテーマなどを踏まえつつ、コンプライアンスの本質的な意味や企業における意義について詳しく解説します。

コンプライアンス研修とは

コンプライアンス研修とは、従業員が社会人として備えるべき倫理観・一般常識・法律などの知識を深め、よりよい経済活動を営むために行われる研修のこと。コンプライアンスは本来「法律や法令を厳密に守ること」を意味する言葉ですが、SNS運用やハラスメント対策、内部統制など社会規範の観点からも企業のありかたが問われる現代において、コンプライアンス研修は組織全体での法令遵守、および企業倫理向上のためにも不可欠な取り組みとなりつつあります。

コンプライアンスの定義と企業における意義

コンプライアンスとは単に法令を守るだけでなく、社会的規範や倫理的基準に従い行動することを意味します。企業にとってコンプライアンスは、持続可能な成長と社会からの信頼を獲得するための基盤となりうる重要な要素のひとつです。

法令違反や倫理的に問題のある行為は企業の評判を著しく損ない、経営に深刻な影響を及ぼす可能性があり、企業は従業員一人ひとりにコンプライアンス意識を浸透させ、組織全体で法令遵守と倫理的行動を実践することが求められています。

コンプライアンス研修の主な目的

コンプライアンス研修には主に以下のような目的があり、これらを達成することで企業は健全な経営基盤を構築し、持続的な成長を実現することができます。また従業員の意識向上や行動変容を促すことで、組織全体のコンプライアンス水準を高めることができます。

・法令遵守の徹底
・企業倫理の向上
・リスク管理能力の強化
・組織文化の醸成
・社会的責任の理解促進

法令遵守と企業倫理の向上

法令遵守と企業倫理の向上は、コンプライアンス研修における中核を成します。法令遵守については労働法・個人情報保護法・独占禁止法など、企業活動に関連するさまざまな法律について正しい理解を促します。一方企業倫理の向上は、法令遵守にとどまらず社会的責任を果たし、ステークホルダーからの信頼を獲得するために不可欠です。具体的にはハラスメント防止・情報セキュリティ・SDGsへの取り組みなどの幅広いテーマを扱います。

コンプライアンス研修のメリット・効果

社内研修風景

リスク管理と不正行為の防止

リスクマネジメントは、コンプライアンスに違反を防ぐための重要な項目のひとつです。コンプライアンス研修を実施することで、企業はさまざまなリスクを効果的に管理し、不正行為を未然に防ぐことが可能に。従業員一人ひとりが法令や社内規定を正しく理解し、日々の業務に適用することで、法的トラブルや社会的信用の失墜といったリスクを大幅に軽減できます。

たとえば、個人情報保護法に関する研修を通じて顧客データの取り扱いに関する意識が向上すれば、情報漏洩のリスクを低減できます。また贈収賄防止や独占禁止法に関する知識を深めることで、公正な取引慣行を維持し、法的制裁を回避することができるでしょう。

●具体的なリスク低減効果

・法令違反による罰金や制裁金の回避
・訴訟リスクの低減
・ブランドイメージの毀損防止
・業務停止命令など行政処分のリスク軽減

企業イメージの向上と信頼性の確保

企業がコンプライアンス研修の実施を通じて社会的責任を果たす姿勢を見せることは、CSRの観点からも非常に有効です。福利厚生制度を通じて研修を積極的に実施することにより、顧客やビジネスパートナー、投資家など、さまざまなステークホルダーからの信頼を高めることにつながります。また企業の評判が向上すれば、新規顧客の獲得や優秀な人材の採用にもプラスの影響を与えることができ、ESG投資の観点からもコンプライアンスへの取り組みは重要な評価項目となっています。

●信頼性が向上することで得られる具体的なメリット

・取引先からの信頼獲得による事業機会の拡大
・株主や投資家からの評価向上
・メディアや消費者からの好意的な評価獲得
・業界内での競争優位性の確保

従業員の意識向上と組織文化の醸成

コンプライアンス研修は単なる法令遵守の知識伝達にとどまらず、従業員一人ひとりの倫理観や職業意識を高め、組織全体の文化を変革する力を持っています。研修を通じて企業理念や行動指針を深く理解し、自分の役割と責任を認識することで、より高い志を持って業務に取り組むことが可能になります。

またコンプライアンスの重要性を共有することで、従業員間のコミュニケーションが活性化し、風通しの良い職場環境が醸成されます。これはハラスメントの防止や内部通報制度の実効性向上にもつながる重要な要素です。

●組織文化醸成の具体的効果

・従業員のモチベーション向上
・チームワークの強化
・創造性とイノベーションの促進
・離職率の低下と人材定着

業務効率の向上と生産性の改善

コンプライアンス研修は時間とコストがかかる取り組みのように思えるかもしれませんが、実際には業務効率の向上と生産性の改善をもたらす大きな可能性を秘めています。

たとえば情報セキュリティに関する研修を通じて従業員がデータ管理の重要性を理解し、適切な取り扱いを習慣化すれば、情報漏洩対応に費やす時間とリソースを大幅に削減できます。また労働法に関する知識が深まれば、無駄な残業や非効率な働き方を見直すきっかけとなり、ワークライフバランスの改善にもつながることでしょう。

●業務効率向上の具体例

・コンプライアンス違反対応にかかる時間の削減
・業務プロセスの最適化
・リスク管理コストの低減
・意思決定の迅速化

メンタルヘルスの健全化

2015年にストレスチェック制度が義務化され、企業はこれまで以上に従業員の心身の健康状態を観察し、職場改善とメンタル不調を防止することが求められています。コンプライアンス研修を通じて労働法やパワハラ防止法などの理解を推進することで、従業員のメンタルヘルスの健康維持につなげるという意味合いでも重要な役割を担っています。

グローバル展開における競争力の強化

国際的なビジネス展開を視野に入れている企業にとっては、コンプライアンス研修は必要不可欠といっても過言ではありません。各国の法令や商習慣、文化的背景を理解し、グローバルスタンダードに則った行動ができる人材を育成することで、海外市場での競争力を高めることができます。

特にFCPA(海外腐敗行為防止法)やGDPR(EU一般データ保護規則)といった国際的な法規制に対応するためには、継続的な研修が不可欠です。これらの知識を備えることでグローバル企業との取引機会を増やし、新たな成長の可能性を開くことができるでしょう。

●グローバル展開におけるメリット

・国際的な取引におけるリスク低減
・海外拠点の円滑な運営
・クロスボーダーM&Aにおける優位性確保
・グローバル人材の育成

経営戦略との連携による持続可能な成長の実現

コンプライアンス研修を経営戦略と密接に連携させることで、企業の持続可能な成長を実現することができます。たとえばSDGsへの取り組みやESG経営の観点から、環境保護や人権や多様性の尊重に関する研修を実施することで、社会的価値と経済的価値の両立を図ることが可能となります。DXを推進するうえでも、データ保護やサイバーセキュリティに関するコンプライアンス研修は不可欠です。新技術の導入に伴うリスクを適切に管理しながら、イノベーションを加速させることが可能になります。

経営戦略との連携によるメリット

・中長期的な企業価値の向上
・新規事業展開におけるリスク管理
・ステークホルダーとの良好な関係構築
・社会課題解決型ビジネスの創出

コンプライアンス研修のデメリット・注意点

ノートパソコンで仕事をする手元

参加意欲向上のための工夫が必要

コンプライアンス研修を実施する際、従業員の参加意欲を高めることが大きな課題となります。多くの企業では義務的な研修として捉えられがちで、関心が薄れてしまうケースが少なくありません。この課題を克服するためには創意工夫を凝らした対策が不可欠です。

講義形式にこだわらない参加型研修の導入

一方的な講義形式ではなく参加型の研修を取り入れることで、従業員の興味を引き出すことができます。グループディスカッションやロールプレイング、クイズ形式の学習など多様な手法を組み合わせることで退屈さを払拭し、能動的な学びにつながります。

実例を用いた具体的な説明

抽象的な概念説明だけでなく、実際に起こった事例や身近な出来事を題材にすることで、従業員の理解度と関心を高めることができます。新聞やニュースで話題になった企業不祥事の事例を分析したり、自社の過去の経験を振り返ったりすることで、コンプライアンスの重要性を実感させることができるでしょう。

研修内容の定期的な見直し・更新を行う

法改正や新たな社会規範の登場、テクノロジーの進化に伴う新しいリスクの出現など、コンプライアンスを取り巻く環境は常に変化しているため、最新の情報を反映させる必要があります。そのため研修内容の定期的な見直しと更新が欠かせません。

最新の法令改正への対応

労働法や個人情報保護法など、企業活動に関わる法律は頻繁に改正されます。これらの変更を迅速かつ正確に研修内容に反映させることが重要です。法務部門や外部の専門家と連携し、常に最新の法令情報を収集・分析する体制を整えましょう。

社会動向の把握と反映

ハラスメント問題やダイバーシティ&インクルージョン、LGBTQに関する事柄など、社会の関心事も刻々と変化しています。これらの動向を敏感に捉えて研修内容に取り入れることで、時代に即した意識啓発を行うことができます。従業員アンケートや社内外の声を積極的に取り入れ、ニーズに合わせた内容の更新を心がけましょう。

テクノロジーの進化に伴う新たなリスクへの対応

デジタル技術の発展により、情報セキュリティやプライバシー保護に関する新たなリスクが生まれています。SNSの利用やテレワークに関するガイドラインなど、最新のテクノロジートレンドを踏まえた内容を盛り込むことが重要です。IT部門や情報セキュリティ専門家との連携を密にし、常に最新の脅威に対応できるよう備えましょう。

効果測定・改善サイクルを確立させる

コンプライアンス研修の効果を正確に把握し、継続的な改善を行うことも重要な課題です。単に研修を実施するだけでなくその効果を測定し、次回の研修に活かすPDCAサイクルを確立することが求められます。

理解度テストの実施

研修後に理解度テストを実施することで、従業員の習熟度を客観的に評価することができます。テスト結果の分析を通じて理解が不十分な分野や改善が必要な点を特定し、次回の研修内容に反映させましょう。

行動変容の観察とフィードバック

研修後の従業員の行動変化を観察し、実際の業務におけるコンプライアンス意識の向上を確認することが大切です。上司や同僚からのフィードバックを収集し、研修の実効性を評価する材料としましょう。

定期的なアンケート調査の実施

従業員を対象とした定期的なアンケート調査を実施し、コンプライアンス意識の変化や研修に対する満足度を把握しましょう。匿名性を確保することで率直な意見を集めることができます。これらの声を真摯に受け止め、研修内容や実施方法の改善に活かすことが重要です。

経営層の理解・協力を得て全社的な取り組みに

コンプライアンス研修を効果的に実施するためには、経営層の強いコミットメントと全社を挙げての取り組みが不可欠です。トップダウンのメッセージと現場からのボトムアップの取り組みが調和することで、真の意味でのコンプライアンス文化が醸成されます。

経営層からの明確なメッセージ発信

CEOや役員からコンプライアンスの重要性を訴えるメッセージを共有したり、研修の冒頭で経営層が直接講話を行ったりすることで、従業員の意識を高めることができます。経営層自らが率先して研修に参加する姿勢を見せることも、全社的な取り組みの推進力となるでしょう。

部門横断的なワーキンググループの設置

コンプライアンス研修の企画・運営を担当する部門横断的なワーキンググループを設置することで、多角的な視点を取り入れた効果的な研修を実現できます。法務部門だけでなく人事・総務・営業などさまざまな部門からメンバーを募り、それぞれの知見を活かした研修内容の検討や、部門特有の課題への対応を図りましょう。

コンプライアンス推進担当者の育成

各部門にコンプライアンス推進担当者を置き、研修の企画や日常的な啓発活動の中心的役割を担わせることも有効です。これらの担当者に対して、より高度な知識や指導スキルを習得するための特別研修を実施し、組織全体のコンプライアンス意識向上を牽引する人材として育成しましょう。

以上の対策を講じることで、コンプライアンス研修の課題を克服し、より効果的な取り組みを実現することができるでしょう。従業員一人ひとりがコンプライアンスの重要性を理解して日々の業務に活かせるよう、継続的な改善と工夫を重ねていくことが大切です。

コンプライアンス研修の取り組み事例

ノートパソコン、書籍、チョコレートの盛られた皿、お茶のグラスなどが並ぶテーブル

コンプライアンス研修を効果的に実施するには、従業員の理解を深め、実践的な知識を身につけられるよう工夫することが大切です。単なる座学ではなく参加型の研修や最新のテクノロジーを活用した手法を取り入れることで、より高い学習効果が期待できます。

研修で取り扱うおすすめテーマ

法令遵守に関するテーマ

企業が健全な経営を行うためには、さまざまな法令を遵守することが不可欠です。コンプライアンス研修では特に重要な法令について従業員の理解を深めることが求められます。

労働法
労働法は従業員の権利を保護し、適切な労働環境を確保するための基本的な法律です。研修では以下のような内容を取り扱うことが重要です。これらの知識を深めることで従業員の権利意識が高まり、また管理職は適切な労務管理を行えるようになります。

・労働時間と休憩時間の規定
・残業代の計算方法と支払い義務
・有給休暇の取得促進
・雇用形態による待遇の違いと同一労働同一賃金

個人情報保護法
デジタル化が進む現代社会において、個人情報の取り扱いは極めて重要な課題となっています。個人情報保護法に関する研修では以下のポイントを押さえることが大切です。これらの知識を身につけることで、企業は顧客や従業員の個人情報を適切に管理し、信頼を維持することができます。

・個人情報の定義と取り扱いの基本原則
・個人情報の収集・利用・保管・廃棄の適切な方法
・個人情報漏洩時の対応と報告義務
・従業員の個人情報管理の重要性

独占禁止法
公正な競争を確保し、消費者利益を保護するための独占禁止法について、従業員が理解を深めることは非常に重要です。研修では以下のような内容を取り上げることが望ましいです。これらの知識を従業員が持つことで、企業は公正な競争を維持し、法的リスクを回避することができます。

・不正取引(カルテル)や談合の禁止
・不公正な取引方法の具体例と禁止事項
・優越的地位の濫用の防止
・企業結合規制の概要

企業倫理に関するテーマ

法令遵守だけでなく、高い倫理観を持って行動することも現代の企業に求められる重要な要素です。以下のような企業倫理に関するテーマを取り扱うことが推奨されます。

ハラスメント防止
職場におけるハラスメントは、従業員の心身の健康を害し、生産性の低下や人材流出を招く深刻な問題です。ハラスメント防止に関する研修では以下のような内容を扱うことが重要です。これらの知識を身につけることで、従業員一人ひとりがハラスメントの加害者にも被害者にもならない健全な職場環境を作り上げることができます。

・セクハラ、パワハラ、マタハラなど各種ハラスメントの定義と具体例
・ハラスメントが与える影響と被害
・ハラスメントを防ぐための適切なコミュニケーション方法
・ハラスメントが発生した際の対応と相談窓口の利用方法

情報セキュリティ
デジタル化が進む現代社会において、情報セキュリティの確保は企業の生命線とも言えます。情報セキュリティに関する研修では以下のようなポイントを押さえることが重要です。これらの知識を従業員が持つことで、情報漏洩や不正アクセスのリスクを大幅に低減することができます。

・パスワード管理の重要性と適切な設定方法
・ウイルス対策ソフトの利用と定期的なアップデートの必要性
・フィッシング詐欺やソーシャルエンジニアリングへの対策
・機密情報の適切な取り扱いと保管方法
・SNSの利用における注意点

SDGsと企業の社会的責任
持続可能な社会の実現に向けて、企業の果たす役割はますます大きくなっています。SDGsと企業の社会的責任に関する研修では以下のような内容を取り上げることが望ましいです。これらの知識を深めることで、従業員一人ひとりがSDGsの達成に向けた意識を高め、日々の業務の中で社会的責任を果たす行動をとることができるようになります。

・SDGsの17の目標と169のターゲットの概要
・企業活動とSDGsの関連性
・ESG投資の重要性と企業価値への影響
・サステナビリティレポートの作成と情報開示の重要性
・ステークホルダーとの対話と協働の必要性

業界特有の法規制とガイドライン

一般的な法令や倫理規範に加えて、各業界特有の法規制やガイドラインについてもコンプライアンス研修で取り上げることが重要です。たとえば以下のような業界ごとの特殊なテーマが考えられます。これらの業界特有のテーマを研修に盛り込むことで、従業員は自社の事業活動に直結するコンプライアンス上の注意点を理解し、日々の業務に活かすことができます。

金融業界
・金融商品取引法と適合性の原則
・マネーロンダリング防止法やインサイダー取引の規制
・顧客情報や機密情報の管理

医療・製薬業界
・医薬品医療機器等法(薬機法)の概要と遵守事項
・臨床試験の倫理指針と被験者保護
・医療広告規制と適切な情報提供

建設業界
・建設業法と適正な下請け取引
・労働安全衛生法と建設現場の安全管理
・入札談合等関与行為防止法の遵守

実際の事例を用いた実践的な研修

実際の業務に即したケーススタディを活用することで、従業員は具体的な状況下でのコンプライアンス対応を学ぶことができます。架空の事例や過去に起きた実際の事例をもとにグループディスカッションやロールプレイングを行うことで、より深い理解と実践力を養うことが可能となります。

グループワーク(ディスカッション)の活用

少人数のグループに分かれて、与えられたケースについて議論を行います。さまざまな視点から意見を出し合うことで、多角的な思考力を養い、コンプライアンス上の問題点を見抜く力を培うことができます。

ロールプレイングの実施

実際の業務シーンを想定したロールプレイングを行うことで、コンプライアンス違反が起こりそうな場面での適切な対応方法を体験的に学ぶことができます。たとえば取引先からの接待の申し出や、ハラスメント行為を目撃した際の対応などを演じることで、実践的なスキルを身につけられます。

e-ラーニングの活用

インターネットを利用したeラーニングシステムを導入することで、時間や場所の制約を受けずに効率的に学習を進めることができます。また受講者の理解度に合わせて学習内容をカスタマイズできるため、個々のレベルに応じた効果的な学習が可能となります。これはリモートワーク推進企業の福利厚生としても効果的です。

動画コンテンツの活用

説明文だけでなく動画コンテンツを活用することで、視覚的・聴覚的に情報を伝えることができます。具体的な事例や専門家の解説を動画で提供することで、よりわかりやすく、印象に残る学習が可能になります。

定期的かつ継続的な実施

コンプライアンス意識を高く保ち続けるためには、一度きりの研修ではなく、定期的かつ継続的な教育が不可欠です。法令改正や社会情勢の変化に応じて、最新の情報を取り入れた研修を実施することが重要です。

年間計画の策定

年間を通じて計画的に研修を実施することで、従業員のコンプライアンス意識を常に高く保つことができます。たとえば四半期ごとにテーマを変えて研修を行うなど、体系的なプログラムを組むことが効果的です。

フォローアップ研修の実施

基本的な研修に加えてフォローアップ研修を実施することで、学んだ内容の定着を図ることができます。研修後のアンケートや理解度テストの結果を分析し、弱点を補強するための追加研修を行うことで、より確実な知識の定着が期待できます。

外部講師・専門家の活用

社内の担当者だけでなく外部の専門講師を招いて研修を行うことで、より専門的視点や最新の知見を取り入れることができます。法律の専門家や他社のコンプライアンス担当者など多様な講師を招き、幅広い知識と実践的なスキルを学べる環境を用意しましょう。

業界特有の事例紹介

自社の業界に精通した外部講師を招くことで、具体的で身近な事例を基にした研修を行うことができます。業界特有のリスクや注意点について深く学び、より実践的なコンプライアンス対応力を養うことにつながります。

実地研修の導入

座学やオンライン学習だけでなく実際の業務現場での研修を取り入れることで、より実践的な学びを得ることができます。たとえば工場や営業現場での安全管理や顧客対応について実地で確認しながら学ぶことで、理解度の向上につながります。

また、異なる部門の従業員が一緒に研修を受けることで、さまざまな視点からコンプライアンスについて考える機会を設けることでき、部門間の連携や全社的なコンプライアンス意識の向上に役立ちます。

研修効果の測定と改善

研修の効果を客観的に測定し、継続的に改善を図ることが重要です。受講者アンケートや理解度テスト、実際の業務におけるコンプライアンス違反の発生状況などを分析し、研修内容や手法の見直しに活かすことで、より効果的な研修プログラムを構築できます。

KPIの設定と追跡

コンプライアンス研修の効果を測定するためのKPI(重要業績評価指標)を設定し、定期的に追跡することで、研修の有効性を客観的に評価できます。たとえば研修受講率、理解度テストの平均点、コンプライアンス違反の報告件数などを指標として活用できます。

以上のような多様な手法を組み合わせることで、より効果的なコンプライアンス研修を実施することができます。従業員一人ひとりがコンプライアンスの重要性を理解し、日々の業務の中で実践できるよう、継続的な教育と改善に取り組むことが大切です。

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執筆者「山本瑠奈」の顔写真

執筆者 山本瑠奈|株式会社スナックミー カスタマーサポート

百貨店デザイナーズブランド勤務やコールセンター勤務を経て、株式会社スナックミーでお客さまとのコミュニケーション窓口を担うカスタマーサポート担当。個人・法人のユーザーさまが安心してスナックミーをご利用いただけるよう、お困りごとに真摯に向き合うかたわらで、課題解決に役立つ「よくある質問」コンテンツの編集・更新や「福利厚生用語集」の作成も対応中。好きなおやつは『もっちりさつまいもバター餅』と『米粉パスタスナック』。

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監修者 中川栞|株式会社スナックミー ライター・エディター

Web制作会社の管理職としてライターの指導・教育に従事したのち、株式会社スナックミーでコンテンツ制作を手掛ける、おやつライター兼エディター。安心・安全の「おやつ時間」の楽しみ方や、暮らしや職場におやつがある日々の豊かさ、福利厚生置き菓子の魅力を軸に、自社オウンドメディア『snaq.me magazine』の記事や商品パッケージのコピーライティングなどを担当。好きなおやつは『スナックミーのやさしいキャラメル』と『キングソロモンデーツ』。

※本サイトは、福利厚生の導入や運用に関する制度や実務面でのアドバイスを提供するものではありません。当社は本サイトの記載内容(事例を含む)の正確性や妥当性に努めておりますが、各企業の状況に応じて、専門家へのご相談やご自身の判断のもとでご利用いただきますようお願い申し上げます。

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