睡眠の質を上げるには?業務パフォーマンス改善にも役立つ企業の取り組み・福利厚生紹介

2025/2/27

木製テーブルにココアのカップや植物が並べられた様子

自社の従業員が心身ともに健康か、業務を問題なく遂行しているか…という把握を行う際「きちんと眠れているか」という睡眠状況についても確認できていますか?睡眠の質が悪かったり、著しく睡眠時間が不足していたりすると、疲れがとれず集中力や判断力が下がり、業務パフォーマンスも大きく低下していまいます。そればかりかメンタルヘルスの疾患につながる危険性もはらんでおり、企業にとっては見過ごしてはならない重要な指標のひとつと言えます。

食や運動促進の福利厚生を通じ、企業が従業員の睡眠の質を改善させる方法や、健康経営の観点から睡眠不足対策を実施するポイントを説明していきます。企業が従業員の睡眠の質向上に取り組むことで、生産性の向上や健康リスクの低減につながることをご理解のうえ、より健全なワークライフ構築へとお役立てください。従業員の心と体をいたわる、無添加&ナチュラルな社食サービス『snaq.me office (スナックミーオフィス)』についてもあわせてご紹介します。

健康経営における睡眠の重要性

ホットドリンクのグラスと花瓶

企業が従業員の心身の健康に働きかけ、自社の発展や成長につなげる「健康経営」の概念が広まる中、睡眠の質についても多くの注目が集まっています。良質な睡眠は、従業員の心身の健康維持だけでなく、企業の生産性向上にも大きく寄与します。

従業員の生産性と睡眠の関係

睡眠は人間の基本的な生理機能であり、心身の回復と再生に不可欠なもの。十分な睡眠時間と質の高い睡眠は従業員の集中力・創造性・判断力を向上させ、業務効率を飛躍的に高めます。その一方で、睡眠不足はさまざまな負の影響をもたらします。具体的には以下のような問題が生じる可能性があることを把握しておきましょう。

・意思決定能力の低下
・ミスや事故のリスク増大
・コミュニケーション能力の低下
・創造性の減退
・モチベーションの低下

睡眠不足がもたらす健康リスク

睡眠不足は単に仕事の効率を下げるだけでなく、従業員の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。長期的な睡眠不足は、高血圧/心臓病/糖尿病/肥満/うつ病/免疫機能低下といった健康問題のリスクを高めます。

特に注目すべきは、睡眠不足とメンタルヘルスの密接な関係です。慢性的な睡眠不足はストレス耐性を低下させ、不安やうつ症状を引き起こす可能性があります。さらに睡眠不足は認知機能にも影響を与えます。記憶力の低下や集中力の散漫化は、業務上のミスや判断ミスにつながり、企業にとって大きなリスクとなります。特に運輸業や製造業などの安全性が重視される業種では、従業員の睡眠の質管理は極めて重要な課題となっています。

このような背景から、企業が健康経営の一環として従業員の睡眠の質改善に取り組むことは、単なる福利厚生の枠を超えた戦略的な経営判断であると言えます。睡眠の質を向上させることで従業員の健康リスクを低減し、同時に生産性の向上や医療費の削減といった経営上のメリットを得ることができるのです。

福利厚生としての睡眠改善プログラム

ノートパソコン、コーヒーカップ、スナックミーの焼き菓子が盛られたお皿などが並ぶテーブル

企業が従業員の健康と生産性を向上させるために、福利厚生の一環として睡眠改善プログラムを導入する動きが広がっています。これらのプログラムは従業員の睡眠の質を向上させ、心身の健康を促進することを目的としています。

睡眠改善セミナーの実施

風邪を引かないために医師のアドバイスを参考にするのと同じように、睡眠の改善においても専門家・プロフェッショナルの力を借りることが推奨されます。睡眠の重要性や効果的な睡眠習慣について根拠のある説明を受けることで、意識改善に役立ちます。具体的な内容としては以下のようなものが挙げられます。

・睡眠のメカニズムと健康への影響
・理想的な睡眠環境の整え方
・ストレス管理と睡眠の関係
・睡眠負債の解消方法
・食事と運動が睡眠に与える影響

これらのセミナーを通じて、従業員は睡眠に関する正しい知識を身につけ、自身の生活習慣を見直すきっかけを得ることができます。オンラインセミナーを活用すれば、在宅勤務の従業員も参加しやすい環境を整えることが可能です。

勤務時間の柔軟化

個人の生活リズムに合わせた勤務時間の設定は、睡眠の質を向上させる重要な要素です。以下のようなフレキシブルな勤務体系を取り入れることで、より多くの従業員が自然な生活リズムで働けるようになります。

●フレックスタイム制

コアタイムを設定しつつ、始業・終業時間を従業員が自由に選択できるフレックスタイム制を導入する企業が増えています。この制度により自身の生体リズムに合わせた勤務が可能となり、睡眠の質向上につながります。

●時差出勤制度

決められた時間帯の中から従業員が出勤時間を選択できる時差出勤制度も、睡眠改善に効果的です。早朝型の従業員は早めに出勤して早く帰宅し、夜型の従業員は遅めに出勤することで、それぞれの生活リズムに合わせた睡眠時間を確保できます。

●在宅勤務・リモートワークの推進

通勤時間の削減や柔軟な時間管理が可能な在宅勤務は、睡眠時間の確保や質の向上に寄与します。企業は在宅勤務環境の整備やオンラインコミュニケーションツールの導入を進めることで、従業員の睡眠改善をサポートすることができます。

睡眠サポートアプリの導入

近年、睡眠の質を可視化し、改善アドバイスを提供するスマートフォンアプリが注目されています。企業が従業員にこれらのアプリの利用を推奨し、利用料金を補助するというのもおすすめの手段のひとつ。主な機能には以下のようなものがあります。

・睡眠時間や深さの記録
・睡眠サイクルに基づく最適な起床時間の提案
・リラックスするための音楽や瞑想ガイド
・睡眠データに基づく改善アドバイス
・他のユーザーとの睡眠スコアの比較機能

これらのアプリを活用することで、従業員は自身の睡眠パターンを客観的に把握し、改善に向けた具体的な行動を取ることができます。企業側も従業員の睡眠状況を匿名で集計・分析することで、より効果的な睡眠改善施策の立案に役立てることができます。

睡眠の質を向上させる具体的な施策

カップに注がれたミルクティー

食事と睡眠の関連性に着目した取り組み

食事の内容や摂取タイミングも睡眠の質に大きな影響を与えます。従業員の食生活改善をサポートすることで、間接的に睡眠の質を向上させることができます。

●社食メニューの工夫

社員食堂やオフィスコンビニなどの食事補助サービスを設置している場合は、睡眠にいい影響を与える食材を積極的に取り入れたメニューを提供することが効果的です。たとえば、以下のような食材を使った商品を導入するとよいでしょう。

・トリプトファンを多く含む食材(鶏肉、豆腐、バナナなど)
・マグネシウムを豊富に含む食材(ナッツ類、緑黄色野菜など)
・ビタミンB6を含む食材(サーモン、アボカドなど)
・ノンカフェイン飲料

●夜間勤務者向けの食事サポート

夜間勤務者の睡眠の質を向上させるためには、特別な配慮が必要です。夜間勤務者向けに以下のようなサポートを行うことで睡眠の質改善につながります。

・消化にいい軽めの食事オプションの提供
・ノンカフェイン飲料の用意
・適切な食事タイミングのアドバイス

職場の光環境の最適化

光環境は睡眠の質に大きな影響を与えます。人間の体内時計は光によって調整されるため、適切な光環境を整えることで、従業員の睡眠の質を向上させることができます。

●オフィス照明の調整

オフィスの照明を時間帯によって調整することで、従業員の体内時計を整えることができます。朝は明るい光を取り入れ、夕方になるにつれて徐々に暖色系の照明に切り替えていくことをおすすめします。具体的には以下のような取り組みが効果的です。

・調光、調色可能なLED照明の導入
・窓際に座席を配置し、自然光を取り入れる
・ブラインドやカーテンを活用した光量調整

これらの施策により従業員の体内時計が整い、夜になると自然と眠くなるようになります。結果として睡眠の質が向上し、翌日の業務効率も上がることが期待できます。

●ブルーライトカットメガネの費用補助

夜遅くまで眩しい室内で稼働する従業員や、パソコンを使ったデスクワークが常である従業員のために、ブルーライトカットメガネやそれに準ずるアイウェアの購入費用を補助する制度を設けることも効果的です。ブルーライトは体内時計を狂わせる要因のひとつであるため、これを抑制することで睡眠の質を向上させることができます。

仮眠・昼寝スペースの設置と制度導入

パワーナップとも呼ばれる短時間の仮眠は、疲労回復や集中力向上に効果があります。オフィス内に仮眠スペースを設けることで、従業員が適度な休憩を取りやすい環境を整えることができます。仮眠スペースを設置する際は以下のような点に注意が必要です。

・静かで人目につきにくい場所の選定
・適度な温度、湿度の管理
・リクライニングチェアや簡易ベッドの設置
・遮光カーテンや防音設備の導入

仮眠の取り方についてのガイドラインを作成し、従業員に周知することも重要です。たとえば15分から20分程度の短時間の仮眠を推奨し、長時間の仮眠による深い睡眠に入ることを避けるよう指導することが効果的です。

社内リラックススペースの創出

オフィス内にリラックスできる空間を設けることで、従業員のストレス軽減や睡眠の質向上につながります。具体的には以下のような施策が考えられます。

●アロマテラピーの導入

ラベンダーやカモミールなどのリラックス効果のあるアロマオイルを使用したディフューザーを設置することで、従業員のストレス軽減を図ることができます。香りの選定には個人差があるため、複数の香りを用意し、従業員が好みのものを選べるようにすることが重要です。

●緑化スペースの設置

観葉植物をオフィス内に設置することで自然を感じられる空間を創出します。緑を見ることでストレスが軽減され、リラックス効果が得られることが科学的に証明されています。

●瞑想・マインドフルネスエリアの確保

静かに瞑想や深呼吸ができるスペースを設けることで、従業員が日中のストレスを解消し、心身をリセットする機会を提供します。簡単な瞑想方法のガイドを用意したり、瞑想アプリの利用を推奨したりすることで、より多くの従業員が活用しやすくなります。

運動促進プログラムの導入

適度な運動は睡眠の質を向上させる効果があります。従業員の運動習慣を支援するプログラムを導入することで、睡眠の質改善だけでなく全体的な健康増進にもつながります。

●オフィスヨガの開催

休憩時間や就業後にオフィスへ出張ヨガスクールを招いたり、オンラインで利用できるヨガレクチャーを活用してみましょう。ヨガは身体の柔軟性を高めるだけでなく、ストレス解消や心身のリラックスにも効果があり、睡眠の質向上に貢献します。

●徒歩・自転車通勤者へのインセンティブ

徒歩あるいは自転車でオフィスに通勤している従業員に、特別手当やコーポレートギフトなどのちょっとしたインセンティブを付与するのもおすすめの手段です。毎日の通勤における運動は程よい疲労へとつながり、帰宅後にぐっすり眠れる効果も期待できます。

●フィットネスジム利用補助

フィットネスジムと法人契約を結び、従業員の利用料金を補助することで、運動する機会を増やすことができます。ジムのインストラクターによる運動セミナーをオフィスで開催するなど、運動の重要性や正しい方法について学ぶ機会を提供することも有効です。

これらの施策を組み合わせて実施することで、従業員の睡眠の質を総合的に向上させることができます。ただし、個々の従業員のニーズや状況に応じて柔軟に対応することが重要であり、強制的な参加ではなく自主的な取り組みを促す姿勢が求められます。

不眠症対策と専門家との連携

本、スナックミーのチョコレートが盛られたお皿、お茶のグラス、ノートパソコンなどが置かれたテーブル

従業員の睡眠の質改善を目指す企業にとって、不眠症対策は避けて通れない重要な課題です。単なる睡眠改善プログラムだけでなく、専門家との連携を通じてより効果的な対策を講じることが求められます。

産業医・睡眠外来への睡眠相談

従業員数が一定数を超えると、従業員の健康管理を担当する産業医を配置・導入することが企業に義務づけられています。この産業医の知見を活用し、睡眠に関する相談窓口を設けることで、従業員の睡眠の悩みに適切に対応することができます。

●産業医の役割と睡眠相談の重要性

産業医は従業員の健康状態を総合的に把握し、適切なアドバイスを提供する立場にあります。睡眠相談においては、以下のような役割を果たすことが期待できます。

・睡眠障害の初期症状の発見
・生活習慣の改善アドバイス
・必要に応じた専門医療機関の紹介
・職場環境と睡眠の関連性の分析

●メンタルヘルスを得意とする産業医がおすすめ

睡眠障害は精神的な問題とも根深く絡み合っているため、睡眠の質改善に注力したい場合は、メンタルヘルスの不調緩和・解決を得意とする産業医と提携することがおすすめです。プライベートで睡眠外来やメンタルクリニックを訪れることに心理的抵抗を持つ従業員も多いため、オンラインで気軽に相談できる環境を整えるとなおよいでしょう。

睡眠の専門家によるワークショップの実施

従業員の睡眠に対する意識を高め、実践的なスキルを身につけてもらうために、睡眠専門家によるワークショップを定期的に開催することも効果的です。これにより、従業員全体の睡眠リテラシーを向上させることができます。睡眠専門家によるワークショップでは、以下のようなテーマを取り上げるのがおすすめです。特に長時間の残業や夜間稼働が常態化している企業の場合、管理職やリーダーにあたる従業員にワークショップ受講を義務づけることも大切な工夫のひとつです。

・質の高い睡眠のメカニズム
・睡眠環境の整え方
・ストレス解消と睡眠の関係
・食事と運動が睡眠に与える影響

対面形式とオンライン形式を併用することで、より多くの従業員が参加できるようにします。またワークショップの内容を録画しておき、社内のイントラネットで共有することで、参加できなかった従業員も後から学習できるようにしましょう。

体への負担を軽減できるスナックミーオフィス

スナックミーの焼き菓子が盛られたお皿、お茶のポットとティーカップなどが並ぶテーブル

体、主に胃腸に負担のかかる間食や夜食を摂ることが習慣化してしまうと、睡眠の質にも大きな悪影響が生じかねません。夜間は食べたものの消化吸収もゆっくりになるので、翌日の胃もたれにつながることも。カップラーメンや市販の菓子パンなどは便利でよいものですが、せっかくなら体にやさしいシンプルな原材料でつくられた、無添加&ギルトフリーな設置型の社食サービスを活用してみませんか?

スナックミーオフィスで扱っている置き菓子類は、どれも一日の間食に適したカロリーにコントロールされたヘルシースナックばかり。ドライフルーツなど脂質が抑えられたものも多いので、夜遅い時間に食べても良質な眠りを妨げません(オイリーなものを割けよく噛んでお召し上がりくださいね)。残業時間が長くなってしまう繁忙期や、夜間対応が求められる現場などにぜひご検討ください。

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執筆者「中川栞」の顔写真

執筆者 中川栞|株式会社スナックミー ライター・エディター

Web制作会社の管理職としてライターの指導・教育に従事したのち、株式会社スナックミーでコンテンツ制作を手掛ける、おやつライター兼エディター。安心・安全の「おやつ時間」の楽しみ方や、暮らしや職場におやつがある日々の豊かさ、福利厚生置き菓子の魅力を軸に、自社オウンドメディア『snaq.me magazine』の記事や商品パッケージのコピーライティングなどを担当。好きなおやつは『スナックミーのやさしいキャラメル』と『キングソロモンデーツ』。

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