
従業員の働きやすさや勤務意欲にアプローチし、食事補助や健康促進などのサポートを行う福利厚生。どのような福利厚生の導入率が高いのか、実際のところ従業員がどんな福利厚生を望んでいるのかを知ることで、企業・従業員双方のニーズを意識したサービス選びができるようになるかもしれません。
【福利厚生の導入状況と従業員の希望】に関する調査を通じ、福利厚生導入時のヒントにできうる「導入状況の実態と理想の乖離点」や「お菓子やコーヒーなどの嗜好品がモチベーションアップに効果的」といった情報を得られました。そのアンケート結果とスナックミーによる考察をご覧ください。
企業で勤める従業員を対象とした福利厚生にはさまざまな種類がありますが、会社の業種や各スタッフの職務内容によって、喜ばれるものや活用のされやすさには大きな違いがあります。中でも普遍的に利用されているサービスを把握するため、勤務先のオフィスで現在導入されている福利厚生が何であるかを調査したところ、以下のような結果が出ました。

自動販売機/オフィスコーヒー/社員食堂/置き菓子/お弁当の社内販売といった飲食に関する取り組みが上位を占めており、こういったサービスは企業側が「何か福利厚生を導入しよう」と思い立ったとき候補に挙げられやすいポピュラーなものであること、従業員からのニーズが高く利用継続率・定着率も高いであろうことなどが推測できます。知名度が高く馴染み深い大手メーカーやブランドが提供している飲食サービスも多いため、導入時の心理的ハードルが低いことも要因のひとつでしょう。
その一方で、「出張マッサージ」や「エクササイズやヨガなどの運動教室」といったユニークなサービスも一定の回答を得ています。上位に並ぶ飲食サービスは「業務中の食事や休憩の質を上げるため」のものですが、こういったウェルネスを意識した福利厚生には、従業員の健康状態をサポートすることで企業の生産性を上げる、健康経営の試みの普及がうかがえます。上位にある「社員食堂」や「お弁当の社内販売」も食を通じた健康改善の可能性を秘めており、業務の資本となる従業員の心と体を、福利厚生を通じてケアすることの重要性が社会に浸透している傾向がみてとれます。
では、働く従業員たちは実際にどのような福利厚生の導入を望んでいるのでしょうか。「仕事のモチベーション向上に役立ちそうな福利厚生」についてアンケートを実施したところ、以下のような回答が集まりました。

前項の「オフィスにある福利厚生」の調査結果と近しい並び順ではありますが、実際に導入されている割合では首位(36.7%)であった「ドリンクの自動販売機」がこちらの結果では17.4%とふるわず、逆に実際の導入率が15.3%とさほど高くはなかった「置き菓子」がこちらでは首位(27.8%)となるなど、興味深いいくつかの発見が得られます。単純に「嬉しい/欲しい」というだけでなく「仕事のモチベーション向上に役立ちそうな」という設問ですので、業務中の間食やコーヒーが業務効率を高めうると従業員自身が認識しているのは、導入サービスの検討時に大きく役立つヒントといえるでしょう。
また、従業員同士のコミュニケーション活性化に役立ちそうな「レクリエーション開催」の人気が低い(8.9%)点も注目すべきポイントです。福利厚生を通じてスタッフ間の交流を促す場合は、イベント以外の手段を選んだほうが従業員の支持を得やすく、結果として取り組みの成果も出やすいであろうことが推測できます。
さらに、健康改善に役立つ「出張マッサージ」や「エクササイズやヨガなどの運動教室」がレクリエーションよりも多くの従業員に求められており、従業員が「大勢で参加する賑やかな催しもの」より「自身の心身を整える“個”のサービス」に価値を感じていることがわかります。

これらの調査結果から、以下のような示唆が得られます。ドリンクや食事の福利厚生は企業にとって導入しやすいものでありながら従業員支持も高く、ここにさらにパフォーマンスアップの可能性を秘めた健康経営施策を絡めていくことで、企業側・従業員側の双方がうまみを得られる体制を構築できうるといえます。
・企業が実際に導入している福利厚生のうち、とくに食事/飲み物/お菓子に関するサービスの普及率が高い。各種サービスの中でも飲食に関するものは企業側にとって導入ハードルが低く、同時に従業員からの支持も得やすい。
・中~大規模のコストがかかる福利厚生(自動販売機や社員食堂)よりも、手軽に導入できる置き菓子やオフィスコーヒーのほうが従業員からの導入希望率が高い。経費を抑えながらも満足度を上げることが可能。
・オフィスに置き菓子やコーヒーなどの嗜好品を用意しておくことで、従業員の満足度を高めながら、仕事に対するモチベーションの向上も期待できる。
・レクリエーションに準ずる社内イベントの従業員支持率が低く、社内のコミュニケーション活性化や人間関係の新規構築を促したい場合は、他の方法を講じたほうが従業員からの理解、協力が得られる。
・マッサージや運動などのウェルネスを意識したサービスが一定の支持を得ている。従業員は「個人での過ごし方」や心身の健康維持を重んじており、それを企業にサポートしてもらえることで業務のモチベーションが上がると認識している。

どのような福利厚生を導入するか検討している場合は、まずは小規模から始められるサービスがおすすめです。業務のモチベーション&パフォーマンスアップにつながるとして従業員からの支持が高く、導入時のコストや設置スペースも節約しやすい「置き菓子」と「オフィスコーヒー」から始めてみてはどうでしょうか。
お菓子やコーヒーを調達できるオフィスカフェコーナーを設けることで、社内にいながらリフレッシュや糖分補給に役立つ軽食・ドリンクが調達でき、同時に複数の従業員が部署の垣根を超えて集まるコミュニケーションスポットとしても機能させることができます。大企業でないと導入が難しい社員食堂と異なり、中小企業でも省スペース・ローコストで手軽に始められるのが嬉しいところ。
おいしいお菓子や淹れたてコーヒーを話題に、これまで交流のなかった従業員同士がちょっとした雑談を交わすオープンスペースとして、喫煙所や社内バーよりも健康的かつ健全に運用できることでしょう。ニーズを満たし成果の得られる福利厚生として、ぜひスナックミーオフィスをご活用ください。おやつ・ドリンクのコース併用も可能です。
■ 調査概要:福利厚生の導入状況と従業員の希望
■ 調査対象:25〜59歳の会社員の男女
■ 調査期間:2022年12月12日(月)〜12月14日(水)
■ 調査方法:ネットリサーチ
■ 調査地域:全国
■ 有効回答数:562サンプル

執筆者 中川栞|株式会社スナックミー ライター・エディター
Web制作会社の管理職としてライターの指導・教育に従事したのち、株式会社スナックミーでコンテンツ制作を手掛ける、おやつライター兼エディター。安心・安全の「おやつ時間」の楽しみ方や、暮らしや職場におやつがある日々の豊かさ、福利厚生置き菓子の魅力を軸に、自社オウンドメディア『snaq.me magazine』の記事や商品パッケージのコピーライティングなどを担当。好きなおやつは『スナックミーのやさしいキャラメル』と『キングソロモンデーツ』。

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