子どもからおじいちゃんおばあちゃんにまで愛される、普遍的な犬を描く──イラストレーター・中村美遥さん

2021/2/19

イラストレーター・中村美遥さんの、犬を描いたイラストレーション作品

ゲストといっしょにおやつを囲んでフリートークを楽しむ企画。おやつに関係ある話も、まったく関係ない話も飛び交います。おやつを食べているときって、そんなものなんじゃないだろうか。今回は、シンプルでやさしい線で犬を描いたイラストレーションやグッズを制作する、イラストレーターの中村美遥さんにお話を伺いました。

犬の絵を描いていくのが合っているのかも

──今回は、中村さんに制作の背景を伺いたいです!なにはともあれ、イラストがとにかくかわいくて癒されます…現在はフリーのイラストレーターとしてご活躍ですが、いつから志すようになったのですか?

そう言ってもらえると嬉しいです。私、子どもの頃にリラックマが大好きで。作者のコンドウアキさんがイラストレーターだと知ってから「そういう仕事があるんだ。私もなりたいな」と目指すようになりました。大学は美術系の学科に進学し、卒業後に上京して今にいたります。

──じゃあ、子どもの頃からの夢が叶ったのですね。中村さんといえば犬のイラストが大人気ですが、これはどのようにして生まれたキャラクターなのでしょう?

動物の絵を描くのは昔からすごく好きで、SNSでかわいい動物のアカウントをたくさん見ていたんです。そこで、とあるワンちゃんのお誕生日にその子をイメージしたイラストを描いてみたら想像以上の反響をいただいて。

──その時の犬のイラストは、今と近いですか?

ほぼ完成形ですね。このとき、これを描いていくのがなんとなく合ってるのかもと思って。「癒やされました」とか「かわいい」って言ってもらえると、やっぱりうれしいです。

子どもにも大人にも愛される普遍的なタッチ

イラストレーター・中村美遥さんの、犬を描いたイラストレーション作品

──かわいらしさもありながら、シンプルなタッチも素敵ですよね。

ありがとうございます。ミッフィーちゃんやスヌーピーのように、小さい子からおじいちゃんおばあちゃんにまで愛されるイラストになったらいいなと思って。

──なるほど!たしかに普遍的な要素もありますね。

それからグッズをつくるときは、大人が普段づかいできるものにしたいなとも思っています。「ステッカーをスマホケースに入れていたら声をかけてもらえました!」なんて声もよくいただくので、グッズは特に目的を考えてつくっています。一方でイラストブックは、子どもたちにも愛されたらいいなと。個展のとき小さい子が遊びに来てくれて「わんわん!」と喜んでくれていたのがすっごくかわいかったです。

──ところで、キャラクター名を「犬」としているのは理由があるのですか?

最初は名前をつけようとしていたのですが、犬を飼っているファンの方々の「うちの子に似てる」という声もちらほら聞いたので、そのまま個々が愛着を持ってくれたら嬉しいなと思って、名前はあえてつけないことにしたんです。

イラストレーター・中村美遥さんの、犬を描いたイラストレーション作品

──スナックミーにも「リス」のマスコットキャラクターがいるので、少し親近感が湧きます。イラストのアイデアはどうやって思い浮かぶのでしょうか?

自分が癒やしを求めるためにInstagramなどで動物の画像をよく見ているんです。「これめっちゃかわいい!」と思って保存したものをスケッチして、そこからかわいいポーズを抜粋していっています。本当は自分でも犬を飼いたいんですが、上京したてで環境が整っていないので「飼いたいなぁ~!」という一心で描いてますね。

──飼えないからこそ、一匹に絞らず色んなかわいらしい犬を描けるのかもしれないですね。

やさしい気持ちで眠りにつけるように…

──今年はコロナ禍での制作となりましたが、中村さんご自身に変化はありましたか?

「読者に癒やしを届けたいから」ということで、ありがたいことに本の表紙イラストをご依頼いただいたりしました。生活面では、もともと家にいるのが好きなので私は辛くなったりはしなかったのですが、そうじゃない方も多かったんだと思っています。

今年は初めての個展をさせてもらったのですが、そのときの名前が「おやすみ展」というもので。もともと「やさしい気持ちを抱いて眠りにつけますように」というコンセプトで23時に犬のイラストをSNSにアップしていたんです。私のイラストを見て、寝る前に癒されてくれてくれたらいいなと思って。

イラストレーター・中村美遥さんの、犬を描いたイラストレーション作品

──すてき…!中村さんの願いがイラストから感じられます。心が癒されていくこの雰囲気を出すためのこだわりはありますか?

線にはこだわっています。イラストのソフトで描いていると思われがちなんですが、実は手描きなんです。線が交差する部分も角っぽくならないように、0.5mmのマジックで丸く塗りつぶして、やさしい雰囲気をつくるようにしています。

イラストレーター・中村美遥さんの、犬を描いたイラストレーション作品

──本当だ!よく見ると角が丸くなっていますね。細かい…最後に、今後やりたいことがあれば教えてください。

いまのところ2つあって、ひとつは子ども番組のアニメーションをずっとやりたいんです。もうひとつはパッケージのイラスト担当とかもできたらいいなと思っています。

──わぁ!それならsnaq.meでもいつかコラボさせてもらいたいです!

それはよさそうですね。ぜひ!


中村美遥(なかむら・みはる)さん

1995年生まれのイラストレーター。マガジンハウス『& Premium』にて『ミルキーくんの夢見る星占い』のイラストを担当。優しいタッチの犬のイラストが人気を集め、グッズ販売やアーティストとのコラボレーションも行なっている。

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執筆者「中川栞」の顔写真

執筆者 中川栞|株式会社スナックミー ライター・エディター

Web制作会社の管理職としてライターの指導・教育に従事したのち、株式会社スナックミーでコンテンツ制作を手掛ける、おやつライター兼エディター。安心・安全の「おやつ時間」の楽しみ方や、暮らしや職場におやつがある日々の豊かさ、福利厚生置き菓子の魅力を軸に、自社オウンドメディア『snaq.me magazine』の記事や商品パッケージのコピーライティングなどを担当。好きなおやつは『スナックミーのやさしいキャラメル』と『キングソロモンデーツ』。

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